状況により診療体制が変更になる可能性があります。
連日感染の拡大についてニュースで騒がれている新型コロナウイルス感染症ですが、4月2日に隣の市である南房総市において房総初の感染者が出たとの報告がありました。4月5日の時点で鴨川市での感染の報告はありませんが、万が一鴨川市内で感染者が出てしまった場合、当院においても通常業務が困難になる恐れが出てきました。事態の変化はめまぐるしく、もはや対岸の火事ではいられなくなりつつあるのが現状だと思われることから、当院でも新型コロナウイルス感染症から我々の診療施設を守り、ひいては地域のペットの命を守るために業務形態の変更が余儀なくされる可能性が考えられます。万が一、鴨川市内において感染者が確認された場合や近隣での新型コロナウイルスの感染のリスクが高まったと判断した場合、当院では日本獣医師会から提言される「都市封鎖等の措置が発動された場合における小動物診療施設に対応について」のマニュアルに従い、飼い主の方へ以下の対応をお願いする場合が予想されますので事前に告知することにいたしました。
1.原則として治療が必要である動物の診療は行います。
2.来院する飼い主さん自身に発熱、呼吸器症状、感染者との接触がなかったか、海外渡航歴がないか等の事前確認をさせていただく場合があります。もし、該当する場合は自己申告をお願いいたします。
3.予約診療制になる可能性が高いので、来院前に電話にて相談もしくは来院の予約をお願いいたします。
4.お車での来院をお願いします。駐車場に到着した際、もしくは徒歩にて来院された場合は入室する前に電話などで外から来院したことをお知らせ下さい。
5.スタッフが案内するまで、屋外もしくは車内にて待機していて下さい。
6.大型犬以外の猫や小型の動物などはかならずキャリーケースに入れて来院するようお願いします。
7.院内へ入室する場合、検温と手指の消毒をお願いする場合があります。
8.状況により、動物以外の院内への入室をお断りする場合があります。
9.電子決済でのお支払いが推奨されています。場合によっては銀行振込でのお支払いをお願いする場合もあります。
10. 都市封鎖(ロックダウン)された場合は、予防接種や避妊手術などの緊急性が低い診療や処置については感染症の危機が落ち着くまで延期をお願いする場合があります。
* 「動物病院に来院する飼い主のためのマニュアル」を添付いたしますのでこちらをご参考下さい。
これらの対応は獣医師、獣医療スタッフおよびペットの飼い主の感染防御を確保しつつ、必要な診療業務を継続するために推奨される対策であることから、ご不便をおかけするかとは思いますが、ご理解とご協力の程お願いいたします。また、飼い主さん自身が感染してしまうとペットのケアが出来なくなってしまう可能性があります。出来るだけご自身が感染しないよう十分気をつけた生活を心がけるよう重ねてお願いいたします。
院長 清水 篤